高齢者の貧困問題

最近、炎天下で一日中路上に立ちっぱなしの過酷な労働をしている高齢者の姿を、街中で頻繁に見かけるようになりました。女性高齢者の姿も見られます。
年金の額が少なく、それだけで生活していくことが出来ないのです。

60歳以上の高齢者雇用の代表的な職種は、屋根の無い路上での交通誘導警備、深夜勤務の警備、土木作業、介護現場でのヘルプ作業などです。なおかつ非正規なので低賃金です。
一定の年齢以上になると、いくら仕事のスキルがあったとしても、自分の得意分野を活かすことの出来る安定した仕事に就ける人はごく少数です。

「警備保障会社の施設警備の求人に応募したが、施設警備の採用は60歳未満までで、それ以上の年齢の方は交通誘導の仕事だけですと言われて断られた。若い人は空調のきいた室内で仕事が出来るのに、高齢になると夏は炎天下、冬は極寒になる屋外での仕事しか採用しないというのはどういうことか」(61歳 男性)

就職氷河期世代という言葉がありますが、就職氷河期に職を失い、それ以降非正規で働かなければいけなくなった人々は全世代にわたります。
現在、生活保護世帯の半数以上が高齢者です。
しかし、生活保護を受けることの出来るハードルは高く、福祉課へ相談しに行くと、体が動くうちは辛い肉体労働をしてでも、ドクターストップが掛かるまではそれで生活するようにと指導されてしまいます。
なおかつ高齢者がいったん生活保護を受けると、制度の問題により最低限以下の生活レベルで社会的にも孤独な一生を強いられることになるため、体にムチを打って働いているケースが多いのです。

高齢者の生活が若い世代の家族や地域コミュニティに支えられていた時代には、高齢者が趣味の活動をしたり、社会活動に参加するといったことが容易でした。
しかし、現代の高齢者は社会から切り捨てられる傾向にあり、憲法第25条で保障されている「健康で文化的な」最低限度の生活を営むことが難しい状況にあります。

高齢者雇用の現実

高齢者雇用の現実

若い人たちが敬遠するいわゆる3K(きつい、汚い、危険)の職種がシニアの求人となり、身体的に無理のない職種での採用は非常に少ないというのが現実です。

死ぬ寸前まで働き続けなければ、生きていけない社会なんておかしい (れいわ新選組 山本太郎)

高齢者の定義5歳引き上げについて (れいわ新選組 山本太郎)


山本太郎、質疑応答集
・医療費改革をやらないと日本は倒産してしまうのではないか
・財務省対策をどうするか
・農業に対する今後のビジョンは
・国が財政破綻をするとしたらどんな時か
・障害者や高齢者など介護が必要な家族がいる者に対して今の社会は厳しい
ほか