農家の貧困問題
「経済なき道徳は戯言であり、道徳なき経済は犯罪である」
この言葉は、農業の復興に尽力した二宮尊徳(二宮金次郎)の言葉として知られており、いくら高尚な道徳を説いても、貧困を解決できなければ意味がないという意味です。
尊徳は、農業こそが経済と道徳が調和した活動の中心だとみなしていました。彼が生きた江戸時代は農本社会であり、農業が経済的な安定をもたらす基盤でした。
しかし、資本主義社会になった現代においては、「農業に経済は無く、農業は虚言である」と言わざるを得ない危機的な状況にあります。
農林水産省のデータによると、自営農業に従事する者の平均年齢は2023年で67.8歳。特に米作農家においての高齢化は顕著で、2020年時点で71.1歳に達しています。
米作は儲からないので、ビニールハウスを利用した収益率の高い商品作物に偏る傾向もあります。
農業は、天候や病害などで予想外の被害を被ることがあり、時期によって人手不足問題も生じ、技術的に高度で、経済的に高リスクな肉体労働です。
農業に若い世代の従事者が減少し、農地の休耕放棄が増えることで食糧の国内生産量が減少しています。
さらに、近年では気候変動や戦争などの影響で世界的な食糧供給の不安定が生じ、米や野菜の価格高騰が起きています。
飢えるか植えるか運動 ごはん会議
種苗法で農業を売るな、国を売るな (れいわ新選組 山本太郎)
自民党はJAを外資に売り渡すな。財務省の壁
山本太郎、質疑応答集
・医療費改革をやらないと日本は倒産してしまうのではないか
・財務省対策をどうするか
・農業に対する今後のビジョンは
・国が財政破綻をするとしたらどんな時か
・障害者や高齢者など介護が必要な家族がいる者に対して今の社会は厳しい
ほか